*その他の醤油*
 
丸大豆醤油 = 大豆をそのまま使った醤油。、
 生醤油 = 火入れをしていないしぼりたての醤油。
 再仕込み醤油 = 食塩水の代わりに生醤油で仕込んだ醤油。
 魚醤 = 魚介類を原料で、そのタンパク質を分解して作る発酵調味料。
      タイでは「ナンプラー」と言われ、日本では能登の「いしる」、秋田の「しょっつる」、
      香川の「いかなご醤油」が三大魚醤として有名。
      写真Cは能登の「よしる」で、いわし、さば、食塩から造られている。
      姉妹品(?)に、イカと塩で造られた「いしる」がある。  
基本 調味料 醤油 
@
A
B
C
埼玉県の笛木醤油鰍フ「金笛しょうゆ」
丸大豆・丸小麦・天日塩のみから造られた、
本醸造濃口醤油
芳醇な香りとまろやかな味。
千葉県銚子市の、江戸造りしょうゆ「玄蕃蔵」
年一回だけ特別に醸造される、伝統的本醸造限定品
原料と往時の仕込み方法にこだわって
醸造された濃口醤油。
ふくよかな香りとまろやかな味。
種 類 特 長 原 料
濃口
(写真@)
醤油消費量の約80%。
最も一般的な醤油。
つけ、かけ、煮物等に使う。
大豆・小麦50%、食塩
塩分は12〜18%
薄口
(写真A)
醤油消費量の約15%。
色が薄く、素材の色や味を
活かす醤油。
吸い物や野菜・白身魚等に使う。
濃口と同じ(大豆・小麦50%、塩18〜19%)
塩分濃度が高く、発酵を押さえたり、火入れ温度を
濃口より低くするなどの工夫をして醸造される。
仕上げに甘酒等を加え、甘味を付ける。香りは弱い。
たまり トロリとしたコクがある。
味を濃厚にしたい時に使う。
煎餅や佃煮に使う。
大豆90%・小麦10%
大豆がほとんどで、極めて少量の小麦を加える。
色が濃く、とろりとした濃厚な味。
さしみ
(写真B)
色や味が濃厚。
「甘露醤油」とも呼ばれる。
濃口と同じ(大豆・小麦50%)
塩水のかわりに、火入れをしていない「生醤油」を使って
仕込む。たまりしょうゆよりも香りがある。
薄口醤油より、さらに色が薄い。
薄い色に仕上げたい時や、
香りを活かしたい時に使う。
大豆10%・小麦90%
小麦の配分が多い。短期熟成。
淡白な味と上質な香りをもつ。
小麦が主原料なので、糖分が高いのも特徴。
炒って皮を除いた大豆と精白機にかけた小麦を
用いることにより、工程中の色の濃化を抑える。
大豆を発酵させて作った日本古来の調味料、醤油。
特長を覚えておくと料理の幅が広がりますよ v(=∩_∩=)